原題
Nanoliposomal Irinotecan With Fluorouracil and Leucovorin or Gemcitabine Plus Cisplatin in Advanced Cholangiocarcinoma: A Phase II Study of the AIO Hepatobiliary-YMO Cancer Groups (NIFE-AIO-YMO HEP-0315).
背景:NIFE試験では、進行胆管癌(CCA)の第一選択治療におけるABC-02試験(ゲムシタビン/シスプラチン[G/C])レジメンの潜在的な代替法として、ナノリポソームイリノテカン/フルオロウラシル/ロイコボリン(nal-IRI/FU/LV)を検討した。
方法:この多施設第II相試験における進行したCCA患者を、nal-IRI/FU/LV群またはG/C群のいずれかに無作為に割り付けた。主要な焦点は、治療4か月後の無増悪生存期間(PFS)率を比較するように設定された。
結果:NIFE療法は4か月後に51%のPFS率を示した。G/Cに対するnal-IRI/FU/LVの潜在的利益は有望であったが、統計的に有意ではなかった。
結論:nal-IRI/FU/LV治療は、進行したCCAに対する第一選択療法として有望な効力と安全性を示し、さらなる研究が必要である。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01566
PMID: 38843469
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