原題
Sacituzumab Govitecan Versus Docetaxel for Previously Treated Advanced or Metastatic Non-Small Cell Lung Cancer: The Randomized, Open-Label Phase III EVOKE-01 Study.
背景:EVOKE-01試験では、いくつかの治療後に進行した転移性非小細胞肺癌(mNSCLC)患者を対象に、サシツズマブ・ゴビテカン(SG)と標準治療のドセタキセルを比較した。
方法:全生存期間(OS)を一次エンドポイントとし,無増悪生存期間(PFS),客観的奏効率,症状評価および安全性を二次エンドポイントとして,参加者を21日サイクルでSGまたはドセタキセル治療に割り当てた。
結果:一次エンドポイントは達成されなかったが、SGでOSの数値的改善が観察され、最後の抗PD-(L)1レジメンに反応しなかったmNSCLC患者ではさらに観察された。治療関連有害事象(TRAEs)のために中止したSG患者は少なかった。
結論:統計的有意性に達していないにもかかわらず、OSはSGで改善し、特に最後の抗PD-(L)1レジメンに反応しないmNSCLC患者で改善した。SGはドセタキセルよりも忍容性が良好であった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00733
PMID: 38843511
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