原題
ECOG-ACRIN EAZ171: Prospective Validation Trial of Germline Predictors of Taxane-Induced Peripheral Neuropathy in Black Women With Early-Stage Breast Cancer.
背景:黒人女性は早期乳癌治療中に白人女性と比較して高いタキサン誘発末梢ニューロパシー(TIPN)率を示し、頻繁な用量調節と再発率の増加をもたらした。
方法:本研究では、240人の自己識別した黒人女性を高リスクと低リスクの遺伝子型に分類し、1年間の枠組みの中で、週1回のパクリタキセルと3週間に1回のドセタキセルの2つの薬剤におけるTIPN率と減量頻度を比較した。
結果:遺伝的変異はTIPNリスクに大きな影響を与えなかった。しかし、週1回のパクリタキセル群は、3週間に1回のドセタキセル群よりもTIPNの発生率が有意に高く、より多くの用量変更を必要とした。
結論:パクリタキセルの使用回数は、遺伝子型に関係なく、早期乳癌の黒人女性におけるTIPN率と用量減少を増加させた。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00526
PMID: 38828938
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