原題
CNS Protective Effect of Selpercatinib in First-Line RET Fusion-Positive Advanced Non-Small Cell Lung Cancer.
背景:融合陽性非小細胞肺癌(NSCLC)患者におけるCNS活性の治療におけるセルペルカチニブの有効性は確立されているが、新たなCNS転移を予防する能力はまだ十分に研究されていない。
方法:セルペルカチニブとプラチナ製剤/ペメトレキセド±ペムブロリズマブを比較した研究であるLIBRETTO-431試験の患者からの連続CNSスキャンを解析した。ベースラインおよびベースライン後のCNSスキャンを受けた患者の頭蓋内アウトカムを、盲検下で独立した方法で評価した。
結果:セルペルカチニブは、化学療法+ペムブロリズマブ群と比較してCNS進行の発生率を低下させ、既存のCNS疾患を効果的に治療することが示され、新たな転移の形成を予防または遅延させる可能性があった。
結論:これらの知見は、第一選択のNSCLC患者における融合を同定し、セルペルカチニブで治療する必要性を強調している。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00724
PMID: 38828957
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