原題
Intensity-Modulated Reirradiation Therapy With Nivolumab in Recurrent or Second Primary Head and Neck Squamous Cell Carcinoma: A Nonrandomized Controlled Trial.
背景:強度変調放射線治療(IMRT)を用いた非転移性再発または二次原発頭頚部扁平上皮癌(HNSCC)の再照射は低い生存率を示す。本研究の目的は、IMRTと併用したニボルマブ治療の効果を検討することである。
方法:HNSCCの基準を満たす患者62人を対象に、多施設共同、非ランダム化、第2相単群試験を実施した。この試験では、IMRTを実施し、放射線治療期間の前、中、後にニボルマブを投与した。
結果:1年無増悪生存率(PFS)は61.7%であり、PFSが43.8%未満であるという予想に挑戦した。治療に関連した有害作用は軽度であり、被験者の12%がリンパ球減少症を発症し、他の症状を経験した被験者の割合はわずかであった。
結論:この試験は、IMRTとニボルマブの併用がHNSCCのPFSを改善する可能性があることを示している。この治療は患者に好評であり、さらなる研究が必要であることを示唆している。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2024.1143
PMID: 38780927
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