難治性DLBCLに対するオビヌツズマブと放射線の併用:後ろ向き安全性および有効性解析。

原題
Combining Obinutuzumab With Radiation for Refractory DLBCL: Retrospective Safety and Efficacy Analysis.
背景:びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)患者の約30%は、一次化学療法後に再発または治療抵抗性の疾患に直面している。積極的な化学療法、幹細胞移植、またはCAR T細胞療法に適さない患者に対しては、既存の治療選択肢は依然として限られている。

方法:オビヌツズマブと併用して放射線治療を受けた治療抵抗性DLBCL患者を考慮して、後ろ向き評価を行った。毒性と生存率を評価した。

結果:2016年から2022年の間に治療された7人の患者のうち、重度の治療関連の毒性を経験した患者はおらず、4人は放射線療法後に完全奏効を示した。無増悪生存期間および全生存期間の中央値は30ヵ月に及んだ。

結論:放射線とオビヌツズマブの併用は忍容性があることが証明され、治療関連毒性を最小限に抑え、一部の患者では生存期間の延長とともに長期にわたる疾患制御を達成した。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2024.101524
PMID: 38799107

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