原題
Adjuvant Reirradiation With Proton Therapy in Head and Neck Squamous Cell Carcinoma.
頭頚部扁平上皮癌(HNSCC)の治療におけるアジュバント再照射(re-RT)の意義、特に潜在的な組織病理学的危険因子と陽子線治療後の患者の転帰について検討した。
方法:研究者らは、サルベージ手術およびその後の陽子線治療によるアジュバント再RTを受けたHNSCC患者のレトロスペクティブ分析を実施した。カプラン・マイヤー法を用いて生存率を評価した。
結果:22人の患者を対象とした研究では、ほとんどの患者が治療の遅れを報告しておらず、再RT中に経腸栄養チューブの留置を必要としなかったことが明らかになった。4人の患者が再RT後に放射線骨壊死を発症し、2人が手術を必要とした。
結論:アジュバント再RTは一般に忍容性があり、妥当な局所制御を提供すると結論した。しかし、放射線骨壊死のリスクに関する懸念から、最適な患者管理のためにさらなる研究が必要である。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2023.101418
PMID: 38778826
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