肝細胞癌に対する炭素イオン線治療と肝動脈化学塞栓療法の費用対効果の比較。

原題
Cost-Effectiveness Comparison of Carbon-Ion Radiation Therapy and Transarterial Chemoembolization for Hepatocellular Carcinoma.
肝細胞癌(HCC)に対する炭素イオン線治療(CIRT)の費用効果を肝動脈化学塞栓療法(TACE)と比較した。
方法:本研究では、傾向スコアマッチングを用いて、2007年から2016年の間に群馬大学でCIRTまたはTACEを受けた34人のHCC患者を選択した。生存年数をアウトカム指標とした。治療費も評価した。
結果:CIRTはTACEよりも有効であり、より高い生存年数とより低い総費用をもたらすことが証明された。TACE群では費用のばらつきが大きかったにもかかわらず、感度分析によりこれらの結果が確認された。
結論:CIRTは、外科的切除が不可能な限局性HCCに対して費用対効果の高い治療法である。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2024.101441
PMID: 38778825

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