原題
Estimating the long-term survival of unresectable stage III non-small cell lung cancer based on cure model analysis.
背景:本論文では、免疫療法の時代に放射線療法を受けた切除不能なステージIIIの非小細胞肺癌(NSCLC)患者に対する長期生存予測因子と適切なサロゲートエンドポイントについて考察する。
方法:研究者らは、混合治癒モデルを用いて治癒率および関連因子を評価し、Chinese National Cancer Centerの患者822名のコホートをレトロスペクティブに研究した。
結果:本研究では、患者の27.3%が放射線療法後に長期生存を達成したことが明らかになった。非扁平上皮癌型、Nカテゴリー、総腫瘍容積、および免疫チェックポイント阻害薬と併用した治療などの因子が、長期生存の独立した予測因子として同定された。
結論:この研究は、免疫チェックポイント阻害薬と併用した放射線療法は、ステージIIIのNSCLC患者の一部を治癒させる可能性があると結論付けており、治癒および長期生存評価の代替エンドポイントとして4年PFSおよび5年OSを示した。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110341
PMID: 38795813
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