炭素イオンによる照射は、ラット前立腺癌における低酸素関連放射線抵抗性を効果的に打ち消す。

原題
Irradiation with carbon ions effectively counteracts hypoxia-related radioresistance in a rat prostate carcinoma.
背景:この研究は,ラットモデルを用いて,従来の光子放射線治療に抵抗性の低酸素腫ようにおける粒子治療の有効性を検討した。
方法:R3327-HI腫ようを誘導低酸素条件下で光子または炭素イオンで照射し、50%腫よう制御確率(TCD)での線量を低酸素誘導放射線抵抗性および光子と比較した炭素イオンの有効性の尺度とした。
結果:低酸素性腫ようは抵抗性の増加を示したが、光子と比較して、炭素イオンは酸素及び低酸素条件下でTCD値を減少させ、その有効性を示した。
結論:炭素イオンは低酸素条件下で17%低い線量増加を必要とし,通常の光子放射線治療に抵抗性の低酸素腫ようの治療により効果的であることを示唆した。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.05.004
PMID: 38750905
Open Access

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