原題
Biomarkers associated with pulmonary exacerbations in a randomized trial of nintedanib for radiation pneumonitis.
背景:放射線肺炎(RP)は胸部放射線療法の一般的な副作用である。現在のところ、RP患者の予後を示す有効なバイオマーカーはない。
方法:本研究では、臨床試験に参加したグレード2+RP患者の血清蛋白質を分析した。使用した技術には、加重遺伝子相関ネットワーク解析(WGCNA)および単変量ゼロ膨張ポアソンモデルが含まれた。
結果:TGF-β1、MCP-1、およびPDGFを含む10種の分析物は、肺の増悪および治療反応と関連していることが見出された。具体的には、IL-5およびTNFSF12の割合の増加は増悪の割合の上昇と関連していたが、EGFの増加は増悪の割合の低下と関連していた。
結論:RP患者における急性肺増悪およびニンテダニブ治療反応と関連する血清バイオマーカーのパネルが同定された。パネルを検証するためには追跡調査が必要である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110320
PMID: 38740091
Open Access
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