上咽頭がん患者における不安および抑うつ状態、および中心症状を同定するためのネットワーク解析:高発生率地域からの横断研究。

原題
Anxiety and depression in nasopharyngeal carcinoma patients and network analysis to identify central symptoms: A cross-sectional study from a high-incidence area.
背景:この研究の目的は鼻咽頭癌(NPC)患者における不安と抑欝の有病率を決定し,主要な症状を同定することであった。

方法:横断的研究を用いて、中国の広州のNPC患者を不安と抑欝についてスクリーニングした。症状ネットワークを中心性と結合性について分析した。

結果:2806人の回答者のうち、26.5%が不安、28.5%が抑うつ状態であった。不安は診断時に最も悪く、抑うつ状態は後期放射線療法中にピークに達した。主な症状は、悲しい気分、活力の欠如、およびリラックスできないことであった。不眠症は症状群を結びつけた。

結論:NPC患者における精神障害の驚くべき罹患率は、個別化された戦略の必要性を示唆している。主要な症状および不眠症のようなブリッジ症状の認識は、将来の介入に情報を提供する可能性がある。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110324
PMID: 38735537
Open Access

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