非常に進行した固形腫瘍を有する患者における全身抗がん治療と全生存率。

原題
Systemic Anticancer Therapy and Overall Survival in Patients With Very Advanced Solid Tumors.
背景:American Society of Clinical OncologyおよびNational Quality Forumは、終末期の抗癌治療を減らすための指標(NQF 0210)を開発したが、その有効性は疑問視されている。
方法:全国的なコホート研究では、Flatiron Healthの電子医療記録を用いて、2015年から2019年の間に医療施設で治療された6つの一般的な転移性癌のうちの1つを有する成人患者を同定した。診療所はNQF 0210の割合によって分けられ、生存転帰が比較された。
結果:最高五分位群と最低五分位群の間で生存率に有意差は認められなかった。死亡のハザード比にも有意差はなかった。
結論:NQF 0210の割合が高い診療所の患者では、生存率は改善されていない。今後の取り組みでは、無益な治療法の特定と終末期ケアの改善に焦点を当てるべきである。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2024.1129
PMID: 38753341

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