胃または胃食道接合部腺癌に対する一次治療としてのニボルマブとRelatlimab+化学療法:第II相RELATIVES-060試験。

原題
First-Line Nivolumab and Relatlimab Plus Chemotherapy for Gastric or Gastroesophageal Junction Adenocarcinoma: The Phase II RELATIVITY-060 Study.
背景:RELATIVITY-060試験では、進行胃癌または胃食道接合部癌(GC/GEJC)に対する第一選択治療として、ニボルマブ、レラトリマブ、および化学療法を用いた場合の効果と安全性を検討した。

方法:これには、切除不能、局所進行または転移性GC/GEJCを有する患者を、ニボルマブ+リラトリマブ+化学療法またはニボルマブ+化学療法による治療に無作為に割り付けることが含まれた。

結果:その結果、客観的奏効率はニボルマブ+relatlimab+化学療法で48%、ニボルマブ+化学療法で61%であった。両群とも、治療に関連した有害事象の発生率および有害事象による中止が有意に認められた。

結論:本試験では、ニボルマブと化学療法レジメンにレラトリマブを追加しても、治療反応に有意な改善は認められなかった。特定のGC/GEJC患者サブグループがこのアプローチから利益を得るかどうかを判断するために、さらなる研究が提案されている。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01636
PMID: 38723227

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