durvalumabは無増悪生存期間に影響を及ぼすが、66 Gyを超える高用量放射線は、切除不可能なNSCLCステージIIIにおいて過剰な毒性を生じることなく局所制御を改善する:オーストリアの放射線腫瘍学肺癌研究協会レジストリ(ALLSTAR)の実臨床データ。

原題
Durvalumab impacts progression-free survival while high-dose radiation >66 Gy improves local control without excess toxicity in unresectable NSCLC stage III: Real-world data from the Austrian radio-oncological lung cancer study association registry (ALLSTAR).
背景:本研究は、化学-放射免疫療法の併用を用いたステージIIIの非小細胞肺癌(NSCLC)の治療に焦点を当てている。この知見は、オーストリアの放射線腫瘍学肺癌研究協会レジストリ(ALLSTAR)の多施設共同解析から得られた。

方法:前向き研究は,放射線療法,化学療法および免疫療法を受けた切除不能癌のNSCLCステージIII患者を対象とした。

結果:この研究には、オーストリアの放射線腫瘍センターの86%から188人の患者が含まれていた。66 Gyを超える放射線量は局所制御を改善したが、薬剤durvalumabは無増悪生存期間を延長した。毒性率は管理可能であり、1例の重篤な肺炎が記録された。

結論:高線量(>66 Gy)照射はNSCLC患者の局所制御を改善し,durvalumab使用は重篤な副作用なしに無増悪生存期間を延長した。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110294
PMID: 38653380
Open Access

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