頭頚部癌における放射線骨壊死分類システムの開発と標準化:リスクに基づくモデルの実施。

原題
Development and Standardization of an Osteoradionecrosis Classification System in Head and Neck Cancer: Implementation of a Risk-Based Model.
頭頚部癌(HNC)患者における放射線骨壊死(ORN)の危険因子を同定し,新しい分類システムを確立することを目的とした。
方法:2011年から2017年の間にIMRTで治療されたHNC患者の情報をデータベースとカルテから選別し、多変量ロジスティック回帰モデルを用いて危険因子を同定した。ClinRadと呼ばれる新しいシステムを15の既存のシステムに対して試験した。
結果:ORNは2,732人の患者の8%に認められた。高リスク因子には、口腔原発または中咽頭原発、60 Gy以上のIMRT線量、喫煙、および/または重度の歯周病が含まれた。ClinRadは既存のシステムよりも重度のORNイベントを検出した。
結論:ORNの危険因子が同定され,ORNのより良い分類システムが開発され,臨床ケアと試験の改善を促進した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01951
PMID: 38691822