原題
Determinants of Symptomatic Intracranial Progression After an Initial Stereotactic Radiosurgery Course.
背景:本論文では、多くの患者が追加治療を必要とする頭蓋内進行(ITCP)を経験するので、定位放射線手術(SRS)後の脳転移患者における神経症状の予後的意義を検討した。
方法:2015年から2020年にかけて、SRSを受けた脳転移を有する全患者を対象に後ろ向きコホート研究を実施した。全生存期間(OS)、ITCPからの解放、症候性ITCPなどのアウトカムを評価した。
結果:1383人の患者のうち、36%と14%がそれぞれ無症候性と症候性のITCPを経験した。OSは症候性ITCPで悪化し、様々な臨床因子と関連していた。SRS後の化学療法を受けた若年患者の方が転帰が良好であった。
結論:ITCPでの神経症状は全生存の予後を予測する。この情報は、臨床診療におけるSRS後のサーベイランスおよび将来の関連研究において貴重である。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2024.101475
PMID: 38690297
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