予後不良の前立腺癌患者における選択的骨盤リンパ節放射線療法と死亡リスク:ランダム化後の解析。

原題
Elective Pelvic Lymph Node Radiation Therapy and the Risk of Death in Patients With Unfavorable-Risk Prostate Cancer: A Postrandomization Analysis.
背景:既存の研究は前立腺癌(PC)に対する全骨盤放射線療法(WPRT)の使用を促進してきたが、死亡率への影響を評価する長期データは十分に調査されていない。

方法:2005年から2015年の間に、好ましくないリスクのPCを有する350人の男性を、薬剤ドセタキセルの有無にかかわらず、アンドロゲン除去療法(ADT)と放射線療法(RT)を受ける群に無作為に割り付けた。死亡リスクは、既知のPC予後因子および併存疾患について調整して分析した。

結果:10年間の追跡調査後、WPRTの投与は、高齢群とは異なり、65歳未満の男性における総死亡率および前立腺がん特異的死亡率の低下と関連していた。

結論:WPRTは予後不良なPCと診断された若年男性の死亡率を低下させるのに役立つ可能性がある。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.02394
PMID: 38691823

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