単回胸部定位切除放射線療法後の胸壁痛:iSABR試験からの線量測定分析。

原題
Chest wall pain after single-fraction thoracic stereotactic ablative Radiotherapy: Dosimetric analysis from the iSABR trial.
背景:胸壁付近の腫ようを単回定位放射線治療(SABR)で治療することは、胸壁毒性の可能性のために懸念されている。iSABR試験の二次解析を行い、胸壁痛の発生率とグレードを理解した。

方法:iSABR試験で25 Gyを1分割で治療した99の腫ようを有する92人の患者からのデータを分析した。胸壁痛イベントを収集して等級付けし、ロジスティックモデルを用いて用量反応をモデル化した。

結果:全患者のうち22名がグレード1以上の胸壁痛イベントを経験した。最も熱い2 ccへの最小線量と少なくとも11 Gyを受けた体積の2つのパラメータが毒性と最も相関していた。

結論:単一分割SABRは、高度にコンフォーマルな画像誘導技術を用いた場合、中等度の軽度の胸壁痛と関連しており、胸壁付近の腫瘍に使用できる可能性を示している。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110317
PMID: 38679202

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