原題
Involved-site radiotherapy is equally effective and less toxic than Involved-field radiotherapy in patients receiving combined modality treatment for early-stage unfavorable Hodgkin lymphoma – an analysis of the randomized phase III HD17 trial of the German Hodgkin Study Group.
背景:早期ホジキンリンパ腫(HL)患者はしばしば化学療法とその後の地固め放射線療法(RT)を受けるが,RTに対する国際標準治療は浸潤領域放射線療法(IFRT)に対して評価されていない。
方法:この研究では患者を標準的な集学的治療(CMT)または陽電子放出断層撮影(PET)ガイド群のいずれかに無作為に割り付けた。標準群の患者は化学療法を受けた後にIFRTを受けた。実験群はPETが陰性であれば化学療法後にさらなる治療を受けず、PETが陽性であれば等方性再スケーリング大域的最適化(ISRT)を受けた。
結果:1100人の患者のうち、311人が化学療法後にPET検査で陽性であった。4年無増悪生存期間(PFS)の推定値は両群で同程度であり、ISRT群では毒性が少なかった。
結論:INRT/ISRTはIFRTに対して利点を示さず,毒性が少ないので,合併症のないホジキンリンパ腫患者に対する標準治療であり続けるべきであることを示唆した。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.04.015
PMID: 38631539
Open Access
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