子宮頚癌における同時化学放射線療法を併用した術後寡分割強度変調放射線療法:POHIM-CCRT非ランダム化比較試験。

原題
Postoperative Hypofractionated Intensity-Modulated Radiotherapy With Concurrent Chemotherapy in Cervical Cancer: The POHIM-CCRT Nonrandomized Controlled Trial.
背景:子宮頚癌に対する術後化学放射線治療と併用した寡分割放射線治療の安全を扱った研究は限られている。

方法:広汎子宮全摘出術後の子宮頚癌患者に対する寡分割骨盤強度変調放射線療法(IMRT)との同時併用療法の影響を、多施設共同第2相非ランダム化比較試験で検討した。韓国放射線腫瘍学グループの5つの関連施設から合計84人の患者が参加した。

結果:79人の患者からのデータは、2.5%が治療に関連したグレード3以上の急性毒性を経験したことを明らかにした(90%CI、0%-4.8%)。中央値43か月の追跡期間後、無病生存率は79.3%、全生存率は98.0%であった。

結論:この研究は、寡分割IMRTと同時化学放射線療法が、広汎子宮全摘出術後の子宮頚癌女性に対して安全で忍容性の高い治療選択肢であることを示している。潜在的な長期毒性および腫瘍学的転帰を検出するためには、さらなる研究が必要である。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2024.0565
PMID: 38662364

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