進行または転移性HR+/HER2-およびトリプルネガティブ乳癌におけるDatopotamabデルクステカン:第I相TROPION-PanTumor01試験の結果。

原題
Datopotamab Deruxtecan in Advanced or Metastatic HR+/HER2- and Triple-Negative Breast Cancer: Results From the Phase I TROPION-PanTumor01 Study.
背景:Datopotamabデルクステック(Dato-DXd)は抗腫よう薬として開発された。
方法:第I相試験では、以前に治療された固形腫瘍、特に進行/転移性HR+/HER2-乳癌(BC)およびトリプルネガティブBC(TNBC)を有する患者におけるDato-DXdの安全、忍容性、および抗腫よう活性を評価した。
結果:治療を受けた85人の患者のうち、奏効率はHR+/HER2-BCおよびTNBCでそれぞれ26.8%および31.8%であった。無増悪生存期間の中央値はそれぞれ8.3ヵ月および4.4ヵ月であった。全患者に治療中に発現した有害事象が認められ、そのほとんどは口内炎であった。
結論:Dato-DXdは、進行したHR+/HER2-BCおよびTNBC患者において、管理可能な安全性プロファイルで有望な臨床活性を示した。第III相試験が進行中である。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01909
PMID: 38652877

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