肺内および乳癌中の抗体-薬物結合体:現在の証拠と将来の方向性-ETOP IBCSGパートナーズ財団からの立場表明。

原題
Antibody-drug conjugates in lung and breast cancer: Current evidence and future directions – a position statement from the ETOP IBCSG Partners Foundation.
背景:2000年代初頭以来、抗体-薬物結合体(ADC)の開発は急増しており、現在14種が承認され、100種以上が臨床開発中である。

方法:トラスツズマブデルクステック(T-DXd)などのADCは、HER3、栄養膜細胞表面抗原2および間葉-上皮移行因子を標的とする他のADCとともに、肺癌および乳癌に対して試験されている。データは生検サンプルおよび臨床試験から収集された。

結果:いくつかのADCは有望であることが示されているが、患者をより適切に選択するためには、機序をより深く理解することが極めて重要である。回答はADCの高い可能性を示したが、最適な投薬と配列決定の必要性も強調した。

結論:協力とデータ共有の強化は、主要な研究課題を特定し、進歩を加速させ、患者の転帰を改善しながらADCベースの癌治療の可能性を高めるのに役立つ可能性がある。

Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.04.002
PMID: 38648979

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