原題
Prognostic analysis of radiation-induced liver damage following carbon-ion radiotherapy for hepatocellular carcinoma.
背景:放射線誘発肝障害(RILD)は、肝腫瘍に対する炭素イオン線治療(CIRT)後に発生することがある。それに関連する危険因子はしばしば不明である。
方法:本研究では、CIRTで治療された肝癌患者108人を調査した。解析では、治療後1年以内にRILDを示すチャイルド・ピュースコアの悪化を示した患者に焦点を当てた。
多変量解析の結果,治療前のChild-PughスコアBと739 cm以下の正常肝容積はRILDの有意な危険因子であった。
結論:本研究は、既存の肝機能(Child-Pughスコア)および肝容積がCIRT後のRILDの有意なリスク因子であると結論付けている。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02444-3
PMID: 38649902
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