原題
Global incidence, prevalence, years lived with disability (YLDs), disability-adjusted life-years (DALYs), and healthy life expectancy (HALE) for 371 diseases and injuries in 204 countries and territories and 811 subnational locations, 1990-2021: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2021.
背景:疾病、傷害および危険因子の世界的負担研究(GBD)は、障害および早期死亡の原因を分析し、エビデンスに基づいた公衆衛生介入を推進することによって、集団の健康に関する貴重な洞察を提供する。2021年のGBDには、COVID-19の影響推定値が含まれている。
方法:GBDは、約100,000のデータソースを用いて、370以上の疾患/損傷からの障害調整生存年数(DALY)、障害生存年数(YLD)、および損失生存年数(YLL)を分析した。2010~2021年のデータは、COVID-19の影響を含む傾向を把握するのに役立った。
結果:世界的な年齢標準化された全原因DALY率の低下にもかかわらず、この傾向はパンデミックとともに逆転した。2021年には、COVID-19がDALYの主な原因であった。非伝染性疾患がDALYに大きく寄与したが、伝染性疾患、母体疾患、新生児疾患および栄養疾患の間でかなりの健康増進が見られた。
結論:健康喪失の原因の包括的なリストの中でCOVID-19を文脈化することは、その影響を理解するのに役立つ。非感染性疾患の予防を優先し、保健システムを強化し、伝染性疾患、母体疾患、新生児疾患および栄養疾患の減少における進展を維持することが極めて重要である。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(24)00757-8
PMID: 38642570
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