原題
Laparoscopic Versus Open Hemihepatectomy: The ORANGE II PLUS Multicenter Randomized Controlled Trial.
背景:本論文は、特に癌患者の回復時間、罹患率、生活の質、および転帰に焦点を当てて、腹腔鏡下肝切除と開腹肝切除術を比較することを目的とした。
方法:片側肝切除を受けている16のヨーロッパの病院からの332人の成人患者を含む多施設試験を2013年から2018年の間に行った。
結果:腹腔鏡下半肝切除は回復時間を短縮し、生活の質スコアを改善した。癌患者に対しては、補助全身療法は腹腔鏡下手術により迅速に開始された。切除縁の状態と主要な合併症は両方の方法で類似していた。
結論:本研究は、腹腔鏡下片側肝切除は癌患者の回復時間を短縮し、生活の質を改善し、全身療法の開始を迅速化し、癌の転帰に悪影響を及ぼさないと結論付けている。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01019
PMID: 38640453
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