原題
Immuno-chemoradiation for non-small cell lung cancer: A meta-analysis of factors influencing survival benefit in combination trials.
背景:化学放射線療法(cCRT)に加えて免疫チェックポイント遮断(ICB)は手術不能な進行非小細胞肺癌(LA-NSCLC)の生存率を改善した。しかし、試験は多様であり、様々な因子が生存率に及ぼす影響は不明である。
方法:著者らは、2196人のNSCLC患者を対象とした2018~2022年のcCRT-ICB臨床試験のデータを照合した。彼らは、2年全生存率とICB、CRT、患者および腫瘍因子との関連性を検討し、ICBの生存率への寄与をモデル化した。
結果:ICBの追加は2年全生存率を9.9%改善した。より大きな生存率の向上は、ICBの計画期間の延長および腫瘍のPDL1レベルの上昇と関連していたが、組織学や治療スケジュールなどの他の因子とは関連していなかった。
結論:ICBは、特に腫瘍のPDL1レベルが高い患者およびより長い治療を受けている患者に対して、有意な生存利益をもたらす。CRTとの関連におけるICBのタイミングは、生存に有意な影響を及ぼさない。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.03.029
PMID: 38570169
Open Access
コメント