切除不能な局所進行非小細胞肺癌に対する米国ラジウム協会の適切な使用基準。

原題
American Radium Society Appropriate Use Criteria for Unresectable Locally Advanced Non-Small Cell Lung Cancer.
背景:局所進行非小細胞肺癌(LA-NSCLC)の治療プロセスは50年以上にわたって発展してきたが、種々の放射線及び全身療法の使用に関しては議論が残っている。

方法:米国ラジウム協会(ARS)は、系統的な文献レビューを実施し、修正されたデルファイコンセンサスアプローチを用いて治療の適切性を評価することにより、切除不能なLA-NSCLCを治療するためのエビデンスに基づいたガイドラインを開発した。

結果:LA-NSCLCに対する標準治療は、プラチナ製剤をベースとした根治的化学放射線療法とdurvalumab免疫治療の併用である。強度変調放射線治療技術は治療の計画と実施に最も効果的である。緩和的および根治的分割スケジュールの選択は膨大で複雑である。

結論:これらのARSガイドラインは、集学的患者ケアを最適化するために、切除不能なLA-NSCLC症例を管理するためのエビデンスに基づいた推奨を提供している。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2024.0294
PMID: 38602670

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