原題
Mitoxantrone Versus Liposomal Daunorubicin in Induction of Pediatric AML With Risk Stratification Based on Flow Cytometry Measurement of Residual Disease.
背景:本研究では,小児AMLにおける寛解導入反応不良に対するリスク層別化と造血幹細胞移植(hSCT)の有効性を検討することを目的とした。
方法:本研究では、無作為に割り付けられた患者194人および無作為ではない参加者93人を対象とした。患者は様々な導入コースを受け、適応があれば高リスク治療に層別化された。
結果:ほとんどの患者は良好な転帰を示し、5年イベントフリー生存率は66.7%、全生存率は79.6%であった。しかし、ミトキサントロンはDNXよりも良好な成績を示し、DNXはイベントフリー生存率が低く、再発率が高かった。
結論:リスク層別化とhSCTによって支援された導入療法の強化は、より良い結果をもたらした。ミトキサントロンはリポソーム化ダウノルビシンよりも優れた抗白血病効果を示した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01841
PMID: 38603646
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