積極的監視対定位放射線手術の前庭神経鞘腫国際研究:VISA研究。

原題
Vestibular Schwannoma International Study of Active Surveillance Versus Stereotactic Radiosurgery: the VISAS Study.
背景:本研究では、聴覚および神経機能に影響する良性腫瘍であるKoosグレードIおよびIIの前庭神経鞘腫(VS)の治療において、定位的放射線手術(SRS)の安全性と有効性を観察のみと比較して検討した。
方法:多施設研究デザインを用いて、SRSまたは観察のいずれかを経験したVS患者からのデータを分析した。測定された主要なアウトカムには、腫瘍制御および神経学的アウトカムが含まれる。
結果:マッチさせた患者125名のうち、SRSは観察(45.8%および22%)と比較して高い5年および10年腫瘍制御率(99%および91.9%)を示した。聴力温存率は両群で同程度であった。SRSは耳鳴、前庭機能障害、および脳神経麻痺のオッズが著しく低いことを示した。
結論:この研究は、SRSが、KoosグレードIおよびIIのVS患者において、観察のみと比較して、優れた腫瘍制御および有意に少ない神経学的欠損を提供し、その安全性および有効性を実証すると結論付けた。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.04.004
PMID: 38588868

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