原題
Stereotactic body radiotherapy combined with lenvatinib with or without PD-1 inhibitors as initial treatment for unresectable hepatocellular carcinoma.
背景:本研究は、切除不能な肝細胞癌(uHCC)の治療において、体幹部定位放射線治療(SBRT)、レンバチニブおよびPD-1阻害薬の併用と、SBRTおよびレンバチニブ単独の有効性および安全性を比較することを目的とした。
方法:2018年から2022年の間にいずれかの組み合わせを受けたuHCC患者に対して後ろ向きレビューを行った。指標には、全生存期間(OS)、無増悪生存期間(PFS)、肝内PFS(IHPFS)、肝外PFS(EHPFS)および客観的寛解率(ORR)が含まれた。
結果:3剤併用療法では、全生存期間およびPFS期間の中央値が延長し、IHPFSおよびEHPFSが増加し、ORRが上昇したが、治療関連の有害事象の発生率および重篤度は同程度であった。
結論:SBRT、レンバチニブおよびPD-1阻害薬によるuHCCの治療は、SBRTおよびレンバチニブ単独と比較して、管理可能な安全性プロファイルで全生存期間を改善した。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.03.035
PMID: 38583495
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