原題
Long-term survival in patients with brain-only metastatic non-small cell lung cancer undergoing upfront intracranial stereotactic radiosurgery and definitive treatment to the thoracic primary site.
背景:本研究の目的は,原発部位の根治的治療の有無にかかわらず,定位的放射線手術で治療した脳のみの転移性非小細胞肺癌(NSCLC)患者の臨床結果を評価することである。
方法:同研究者らは、単一施設で放射線手術を受けたNSCLCおよび脳転移を有する患者103人をレトロスペクティブに特定し、原発がん部位で治療を受けたか受けなかったかに基づいて層別化した。
結果:最終的な原発部位治療を受けた群(患者53名)では、無治療群の0%と比較して、疾患の進行が有意に遅く、生存率が改善し、5年全生存率は40.2%であった。
結論:脳転移のみを有するNSCLC患者における原発性胸部部位の根治的治療、頭蓋内放射線手術後は、生存率を有意に改善し、疾患の進行を低下させた。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110262
PMID: 38556172
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