限局性前立腺癌におけるアンドロゲン除去療法後のテストステロン回復:2件のランダム化試験からの長期データ。

原題
Testosterone recovery after androgen deprivation therapy in localised prostate cancer: Long-term data from two randomised trials.
種々の期間のアンドロゲン除去療法(ADT)を併用した放射線療法で治療した限局性前立腺癌患者のテストステロン(T)回復率を評価した。

方法:1230人の参加者の血清Tレベルを測定し、回復確率を予測するために多変量ロジスティック回帰モデルを用いて、カイ二乗検定とフィッシャーの正確確率検定を用いてT回復率を比較した。

結果:特に、T回復率はADT期間が長くなるにつれて低下した。さらに、高齢患者およびADT期間が長い患者ではT回復が低かった。

結論:ADT後のT回復率は、ホルモン期間、ベースラインTレベル、年齢、医学的併存疾患などの因子に依存し、ADT期間が重要な決定因子である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110256
PMID: 38552845

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