原題
ClonoScreen3D – a novel three-dimensional clonogenic screening platform for identification of radiosensitizers for glioblastoma.
背景:神経こう芽腫(GBM)は致命的な脳腫瘍であり、現在の治療法では生存率が限られている。確立されたin vitroモデルでは患者の転帰は改善されていない。
方法:3D GBM in vitroモデルであるClonoScreen3Dは、クローン原性生存を用いて新しい放射線-薬物の組み合わせを同定するために以前に開発された。本研究では、この方法を試験し、潜在的な薬物をスクリーニングした。
結果:PARP阻害剤タラゾパリブ、ルカパリブ及びオラパリブは有意な放射線相互作用を示した。DNA損傷応答阻害剤のさらなるスクリーニングにより、15種中13種が放射線と実質的に相互作用することが明らかになった。Dinacaribとシタラビンも放射線相互作用を示し、放射線増感剤として有効であった。
結論:ClonoScreen3Dは放射線増感剤を同定する有効な方法であり、真の翻訳価値を持つ新しい放射線-薬物組合せの発見を加速する可能性がある。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.02.046
PMID: 38493899
Open Access
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