1950年から2021年までの204の国と地域および811の地方における世界の年齢別・性別の死亡率、平均余命および人口の推定値、ならびにCOVID-19パンデミックの影響:2021年の世界疾病負担研究のための包括的な人口統計学的分析。

原題
Global age-sex-specific mortality, life expectancy, and population estimates in 204 countries and territories and 811 subnational locations, 1950-2021, and the impact of the COVID-19 pandemic: a comprehensive demographic analysis for the Global Burden of Disease Study 2021.
背景:世界疾病負担研究(2021年)は、COVID-19パンデミック時の死亡率および平均余命の変化に焦点を当てて、1950年から2021年までの204カ国および811の地方地域の人口統計学的推定値を提示している。

方法:本研究では、重要な登録、調査、調査、およびサンプル登録を含む複数の分野からデータを入手した。5歳未満および成人の死亡率に対して時空間ガウス過程回帰を用いて、生命表を作成し、HIV、紛争、パンデミックなどの変数について調整した。

結果:年齢標準化死亡率は1950年以降着実に減少したが、パンデミック中には5.1%増加した。幼児死亡率は減少を続け、COVID-19パンデミックは2020年と2021年の世界の総死亡者1億3100万人のうち1590万人を占めた。

結論:COVID-19は成人死亡率の低下を逆転させた。それにもかかわらず、死亡率と平均余命は研究された72年間で大幅な改善を示した。特に、人口の増加は高齢化の中で2017年以降減速しており、この傾向は保健システムと経済に課題をもたらす可能性がある。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(24)00476-8
PMID: 38484753
Open Access

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