小児頭蓋咽頭腫における最新の陽子線治療後の転帰;KiProRegでのプロスペクティブ登録研究の結果。

原題
Outcome after Modern Proton Beam Therapy in Childhood Craniopharyngioma; Results of the Prospective Registry Study KiProReg.
背景:本研究では、小児頭蓋咽頭腫(CP)に対する手術と陽子線治療(PBT)の生存率と長期効果に焦点を当てた。
方法:この研究では、2013年から2022年の間にPBTを受けたCPの小児患者74人のデータを分析した。毒性はCTCAE 4.0システムを用いて等級付けした。
結果:約4年後、大多数が病勢進行時にPBTを受けた。推定3年生存率は90%以上であった。介入必要の局所再発は、進行期または再発期に治療を受けた患者にのみ発生した。疲労、頭痛、および内分泌障害は一般的な長期的影響であったが、重度の視覚障害または認知障害は発生しなかった。認知機能障害の存在は、標的体積サイズ、側頭葉線量、およびPBT前の手術回数と相関していた。
結論:現代のPBTは、管理可能な長期効果を伴う良好な局所制御率を提供する。治療後1年以内の嚢胞の成長は、通常、腫瘍の進行とは関連していない。これらの結果を確認するには、より長期の追跡調査が必要である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.03.015
PMID: 38492813
Open Access

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