非侵襲的定位放射線手術によって誘発された三叉神経痛における疼痛緩和に関連する脳の構造的変化-パイロット研究。

原題
Pain-relief related structural brain alterations in trigeminal neuralgia induced by non-invasive stereotactic radiosurgery – a pilot study.
背景:慢性疼痛疾患である三さ神経痛(TN)は,その治療誘導変化が十分に研究されていない。

方法:T 1強調MRI, voxel-based morphometryおよび多重回帰分析により,定位的放射線手術(SRS)前と6か月後のTN患者の灰白質容積(GMV)の変化を観察した。

結果:治療前と治療後の全体的なGMVに有意差は見られず、SRSの影響は無視できることを示した。しかし、SRS後の疼痛緩和に関連して左上前頭回のGMVが有意に増加し、左背外側前頭前皮質のGMV増加を示唆する傾向があった。

結論:顕著なGMV増加は、SRS誘発とう痛緩和に関連した特定の脳領域で観察された。これらの結果とそれらの潜在的な機能的利点を確認するためには、さらなる研究が必要である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.03.004
PMID: 38522767
Open Access

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