原題
Neutrophil-to-lymphocyte ratio for the prediction of soft tissue sarcomas response to pre-operative radiation therapy.
背景:この研究は術前寡分割放射線療法(HFRT)で治療した軟部組織肉腫(STS)患者における好中球/リンパ球比(NLR)の予後値を確認することを目的としている。
方法:術前にHFRTを受けた患者の後ろ向き分析を行い、NLRを計算するために臨床、人口統計学的、および血球数データを研究した。比例ハザード回帰モデルでは、アウトカムに対するNLRの影響を評価した。
結果:放射線療法後のNLRが高いことは、疾患生存率の低下および遠隔転移リスクの上昇と関連していた。しかし、局所再発または全生存率との有意な関連は認められなかった。
結論:この研究は、術前放射線療法後のより高いNLRがSTS患者における疾患進行の増加を予測できることを発見した。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110239
PMID: 38521165
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