乳癌からの医学的に手術不能な肺転移および肝転移に対する定位放射線治療(sbrt)に関するプロスペクティブ非ランダム化第2相試験の決定的な結果。

原題
Definitive results of a prospective non-randomized phase 2 study on stereotactic body radiation therapy (sbrt) for medically inoperable lung and liver oligometastases from breast cancer.
背景:本論文では,第II相試験において,肺内または肝臓病変に対して体幹部定位放射線治療(SBRT)で治療した少数転移性乳癌患者のコントロールと生存転帰を検討した。

方法:非無作為化前向き第II相試験(NCT02581670)を2015年から2021年まで実施した。直径5 cm未満の最大4つの肺/肝臓病変を有する64人の患者を登録した。

結果:SBRT治療は3年で91%の局所制御率をもたらした。全生存期間中央値は16.5か月であった。SBRTの反応は良好な生存率と正の相関を示した。

結論:SBRTは少数転移性乳癌の治療に有効であり、高い局所制御率が期待できることが証明された。しかし、生存率を改善し、遠隔進行を減少させるためには、慎重な患者選択が必要である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110240
PMID: 38522597

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