少数転移性疾患に対する体幹部定位放射線治療における癌特異的線量および分割スケジュール:EORTC-ESTRO E(2)-RadiaNT OligoCare研究の中間解析。

原題
Cancer-specific dose and fractionation schedules in stereotactic body radiotherapy for oligometastatic disease: An interim analysis of the EORTC-ESTRO E(2)-RADIatE OligoCare study.
背景:少数転移性癌を治療するための体幹部定位放射線治療(SBRT)の最適線量はまだ決定されていない。本研究では、SBRTの線量と分割に関連する因子について検討する。
方法:本研究では、登録された患者1,099人を対象とし、様々ながんの種類に基づいてSBRTの線量を生物学的実効線量(BED)に変換した。
結果:これらの患者のうち、999名が組み入れ基準を満たした。用量は癌の種類および転移部位によって有意に異なり、肺および肝臓の病変ではより高い用量が観察された。
結論:この研究は、SBRTの用量が原発がんおよび少数転移の位置に基づいて調整されることを示唆している。本研究が安全性および有効性に及ぼす影響については、今後の研究で取り上げる予定である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110235
PMID: 38508239

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