アイソフォームスイッチングは、SRSF1を介して電離放射線への応答を調節する。

原題
Isoform switching regulates the response to ionizing radiation through SRSF1.
背景:本研究では,転写イソ型発現の変化が癌治療における放射線感受性にどのように影響するかを調べ,電離放射線(IR)に対する細胞反応に及ぼすイソ型スイッチングの影響を解析した。

方法:10人の健康な個人からのB細胞株のRNA配列決定により、IR応答性アイソフォームおよびセリン/アルギニンに富むスプライシング因子1(SRSF1)メディエーターを同定した。放射線感受性に対するSRSF1の効果をin vitroで調べた。

結果:約1,900の放射線応答性アイソフォームが見出され、その多くは全体的な遺伝子発現の変化を伴わずに変化していた。同定されたアイソフォームはより短く、重要なドメインを欠いていたが、DNA修復要素は保持されていた。SRSF1は、アポトーシスを促進する放射線誘発事象を媒介し、減少した場合には放射線感受性を増加させた。

結論:アイソフォームスイッチングはIRに対する細胞反応に有意に影響し、SRSF1は放射線治療効果の潜在的なバイオマーカーとして同定された。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.02.024
PMID: 38447610
Open Access

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