CTベースのディープラーニングを用いた小細胞肺癌における全生存期間および予防的頭蓋照射の有益性の予測:後ろ向き多施設研究。

原題
Predicting overall survival and prophylactic cranial irradiation benefit in small-cell lung cancer with CT-based deep learning: A retrospective multicenter study.
背景:本研究は,小細胞肺癌(SCLC)患者の生存率を予測し,予防的頭蓋照射(PCI)が有効な患者を同定するために,CTスキャンを用いた深層学習モデルを作成することを目的とした。

方法:556人のSCLC患者を3つの医療センターから遡及的に含め、トレーニング、内部検証、および外部検証コホートに分けた。全生存(OS)シグネチャーを用いてディープラーニングモデルを開発し、比較のために臨床モデルおよび複合モデルを作成した。

結果:深層学習モデルは、臨床モデルよりも実質的に優れていたが、複合モデルよりもわずかに劣っていた。高リスク患者ではPCIによる延命効果が認められたが、低リスク患者では有意な関連性は認められなかった。

結論:CTベースのディープラーニングモデルはSCLC患者のOSを予測するのに有望であり、OSシグネチャーはPCI選択を含む個別化された治療計画に役立つ。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110221
PMID: 38479441

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