頭頚部癌に対する強度変調放射線治療の失敗パターン解析における画像ガイダンスの検討:系統的レビュー。

原題
Consideration of image guidance in patterns of failure analyses of intensity-modulated radiotherapy for head and neck cancer: a systematic review.
背景:頭頸部扁平上皮癌(HNSCC)の標準治療であるにもかかわらず、強度変調放射線治療(IMRT)では限界失敗率の増加に関する懸念が提起されている。しかし、患者の位置決め、画像誘導放射線療法(IGRT)および失敗のパターン(PoF)の間の関係は適切に評価されていない。

方法:IMRT後のHNSCCのPoFとIGRTを含む治療量との関係を調べるために、PRISMAガイドラインを用いた系統的な文献検索を行った。

結果:110件の研究のうち、鼻咽頭がん患者においてPoFとIGRTを関連付けたのは1件のみであった。さらに、IGRTの発生および用語は、ほとんどの研究で過小報告または時代遅れであった。

結論:HNSCCにおけるPoFに対するIGRTの影響は、研究ではしばしば見過ごされている。治療成績を適切に評価するためには、PoF用語を更新し、IGRTへの関心を高める必要がある。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02421-w
PMID: 38444011
Open Access

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