デンマークの乳癌グループの部分乳房照射試験における呼吸ゲーティングの有益性。

原題
Benefit of respiratory gating in the Danish Breast Cancer Group partial breast irradiation trial.
背景:デンマークの乳癌グループは標準治療として部分乳房照射(PBI)を用い,平均心臓量(MHD)に対する呼吸同期の効果を研究した。

方法:データは、2009年から2016年の間のPBI試験において左側乳癌を有する230人の患者から収集され、腫瘍床の位置、呼吸ゲーティングの使用およびリスクのある臓器への線量に注目した。

結果:より低いMHDは、特により高い腫瘍に対して、呼吸ゲーティングで見出された。しかし、標的範囲の改善や肺線量の低下は得られなかった。

結論:PBIは低MHDを保証したが、呼吸ゲーティングは上部腫瘍のMHDのみを減少させた。肺線量または標的範囲への影響がないため、呼吸ゲーティングはもはや左側PBIの標準ではない。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110195
PMID: 38442840
Open Access

コメント

タイトルとURLをコピーしました