蛍光核飛跡検出器を用いた陽子およびヘリウムイオンビームにおける線形エネルギー移動測定と相対的生物学的有効性の推定。

原題
Linear Energy Transfer Measurements and Estimation of Relative Biological Effectiveness in Proton and Helium-Ion Beams Using Fluorescent Nuclear Track Detectors.
背景:蛍光核飛跡検出器(FNTDs)を用いた臨床陽子及びヘリウムイオンビームにおける線形エネルギー移動(LET)及び相対的生物学的有効性(RBE)を評価する方法を開発することを目的とする。

方法:FNTDsをプロトンおよびヘリウムイオンピークに曝露し、共焦点顕微鏡で画像化した。次に、測定値をシミュレーションと比較し、LETをRBEモデルで使用した。

結果:測定とシミュレーションの間の平均差は、異なるシナリオにおいて、LETについては6%から19%まで、RBEについては11%から2%まで変化した。ヒト細胞では、RBEは0.89から3.28の範囲であった。

結論:FNTDsは直接LET測定を実行し、臨床プロトン及びヘリウムイオンビーム中のRBEを推定することができる。

Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.02.047
PMID: 38437925
Open Access

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