胸部の症候性骨転移の治療のためのFLASH放射線療法(FAST-02):新しい放射線療法アプローチの前向き研究のプロトコル。

原題
FLASH radiotherapy for the treatment of symptomatic bone metastases in the thorax (FAST-02): protocol for a prospective study of a novel radiotherapy approach.
背景:FLASH療法は、癌を治療するために超高線量率で使用される放射線送達技術である。FAST-01臨床試験は、骨転移の治療におけるその実現可能性を示し、本研究は、痛みを伴う胸部骨転移を有する患者におけるその毒性、疼痛緩和、およびワークフロー指標を評価することを目的としている。

方法:FDAが承認した単一群臨床試験では、1~3個の痛みを伴う胸部転移を有する患者10人を対象とした。参加者は、FLASH対応の陽子線治療システムを用いて、40 Gy/s以上で8 Gyの分割照射を受ける。主要評価項目は、疼痛緩和によって測定される有効性と安全性である。

結果:疼痛および有害事象の評価は、治療後の所定の日に完了する。臨床ワークフローの実現可能性も評価する。

結論:この進行中の試験は、胸部骨転移を緩和するためのプロトンFLASH療法の有効性と安全性に関するデータを提供し、他の臨床シナリオでのさらなる使用への道を開く可能性がある。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02419-4
PMID: 38475815

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