化学放射線療法後6ヵ月間隔での肛門の扁平上皮癌に対する再病期診断骨盤DWI-MRIおよび骨盤リンパ節評価の臨床影響。

原題
Clinical impact of restaging pelvic DWI-MRI and pelvic nodal assessment for squamous cell carcinoma of the anus in the 6-month interval post chemoradiotherapy.
背景:本研究は,こう門扁平上皮癌患者の治療経過評価における拡散強調画像(DWI)の有効性を検討することを目的とした。

方法:2010年から2020年の間に化学放射線療法とそれに続く直腸MRIの再病期診断を受けた試験対患者。アナリストはDWIスキャンを評価し、DWIの感度、特異度、陰性および陽性の予測率を推定した。

結果:84人の患者のうち、14人が持続性疾患の証拠を示した。DWIの感度は71.4%、特異度は72.1%であった。DWIが陰性の患者は生存率が良好であったが、これは統計的に有意ではなかった。

結論:結論として、DWIはCRT後6か月の肛門残存病変を除外するのに有用であった。しかし、DWI上の持続的な拡散制限は生存率と有意に相関せず、リンパ節評価は進行中のリンパ節転移の予測には限界があった。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.02.056
PMID: 38462017

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