原題
Delays in cervical cancer treatment initiation for patients living with or without HIV in Botswana: An observational cohort analysis (2015-2019).
背景:本研究はボツワナにおける進行期子宮頚癌患者に対する放射線治療の開始の遅れを調査した。
方法:ステージIB2-IVBの子宮頚癌を有する556人の女性を2015年から2019年の間のコホート研究で分析した。本研究では、多変量コックス比例ハザード回帰を用いて、治療の遅れと全生存率との関連を検討した。
結果:大多数はHIV陽性女性(69.4%)で、ほとんどがステージIIとIIIの子宮頚癌であった。早期患者は後期患者よりも治療開始の遅れが長かった。死亡リスクは診断期間と遅れの長さによって変化した。
結論:ボツワナでは治療の遅れが顕著であり、特に診療所から離れた場所に住んでいる人や進行した段階にある人で顕著である。これらの遅れは生存率の悪化と一致しており、このような状況では時宜を得たケアイニシアチブが必要であることを強調している。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.02.038
PMID: 38462016
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