BRCA1およびBRCA2配列変異を有する女性におけるMRI検査によるサーベイランスと乳癌死亡率。

原題
MRI Surveillance and Breast Cancer Mortality in Women With BRCA1 and BRCA2 Sequence Variations.
背景:BRCA1またはBRCA2遺伝子変異を有する女性は乳癌のリスクが高い。MRIサーベイランスはこれらのがんを早期に検出することができるが、死亡率への影響は依然として不明である。

方法:本研究では、BRCA1またはBRCA2配列変異を有する11ヵ国の女性を同定した。データを解析して、乳癌による死亡率に対するMRI検査の効果を評価した。登録前に乳癌を受けた女性または特異的介入を受けた女性は除外した。

結果:この研究には2,488人の女性が含まれ、ほとんどが少なくとも1回のMRIスクリーニングを受けていた。BRCA1変異を有する女性の死亡リスクはMRIサーベイランスによって有意に低下したが、BRCA2変異を有する女性では有意な低下は観察されなかった。

結論:MRI検査は、BRCA1変異を有する女性の乳癌死亡率を有意に低下させた。BRCA2変異を有する女性への影響を理解するためには、さらなる研究が必要である。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2023.6944
PMID: 38421676
Open Access

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