閉経移行期における良好なメンタルヘルスの促進。

原題
Promoting good mental health over the menopause transition.
背景:閉経移行期における精神衛生状態は、女性の期待を形成し、精神衛生を調節するメカニズムに影響する懸念である。

方法:本論文では、メンタルヘルス状態、主に大うつ病性障害と抑うつ症状、および閉経移行との関連を評価した12件の前向き研究をレビューした。

結果:全体として、いずれの疾患についてもリスク増加の明確なエビデンスは認められなかったが、特定の閉経関連および心理社会的リスク因子を有する被験者は抑うつ症状を発症しやすい傾向があった。大うつ病性障害のリスクは、主に同障害の既往を有する人に認められた。

結論:疾患を閉経に誤って帰属させることは、正確な診断と治療を遅らせる可能性がある。閉経移行期における危険因子の認識と良好なメンタルヘルスの促進に焦点を当てたアプローチの転換が推奨される。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(23)02801-5
PMID: 38458216

コメント

タイトルとURLをコピーしました